農家資格

代表の藤井です。

ハウスでのアスパラの定植が始まりました。うちのハウス栽培は農薬不使用で有機的な取り組みを行なっております。

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さて、突然ですが、そもそも農家資格ってなんでしょうか。

国家資格?民間資格?

どうやったら取れるの?

そのメリットは?

 

私は、農家ですが、農家資格ほどあいまいなものはないと思っています。

家庭菜園をやっている人が「自分は農家」だと言っても農家だし、特に定義はないようです。

 

耕す土地を持っていれば、特に農家資格など必要ありません。

農家資格が必要となるのは、新しく畑を借りたり、買ったりするときにはじめて、必要となります。

 

だから極端な話、荒れ地を開墾して、作物をつくっているなら、農家資格を取る必要はありません。規模拡大を図るため農地の権利を取得するとか、農家住宅を建てたいとなれば、農業委員会に農家として認めてもらう必要があります。

 

では、具体的に農家として農業委員会に認めてもらうにはどうすればよいのでしょうか。

さまざまな方法がありますが、ここでは一般的な2つの方法をお教えします。

 

まず、あまり現実的ではないのですが、農業を営んでいる家に生まれること。

親が農業を営んでいれば、その子供は自動的に農家になれます。

これは、士農工商時代の名残りでしょうか、農家の家に生まれれば、当然、子供も農業を営むだろうということで、農業委員会の農家台帳に自分の名前が記載されます。

この農家台帳に自分の名前が載ることにより、一応は農家資格を持つとされ、農地の売買や賃貸借ができるようになります。

 

もう一つは、よく聞かれる「新規就農」というやり方です。

今は、後継者不足の問題がありますので、どんどん間口も広がっていますが、昔はとても排他的で農家になりたくてもなかなかなれなかった。新規参入を簡単に認めると、農地を持つことができる人が増え、農業以外の用途に農地を転用してしまう人が出てくるからです。

 

では、具体的に新規就農での農家資格の取得はどうやればいいのでしょうか。

地域によって違いはありますが、農家さんのもとで研修(修行)を積んで、農業委員会に農家認定してもらいます。

研修は、だいたい2年から3年間。一通りの農作業を経験して、「これなら自立できる」と農家さんが太鼓判を押せば、だいたいOKです。

研修に入る前に、農業委員会に知らせなければなりません。これを知らせないで勝手にやっていると経験年数としてカウントしてもらえないことがあります。

農業委員会に知らせると地域の農業委員が定期的に研修成果をチェックしに来ます。

研修を終え、最後の収穫が終わるころ、農家として認められ、農家台帳に記載されることになります。

 

ところが、晴れて農家になって、「さあ、農業するぞ」と意気込んでみても、まだ、いろんなハードルを越えなければなりません。農地やトラクターの確保など、自立した農家になるためには、まだまだ時間がかかります。

実際に就農して困ったグラフ

一方、農家になると、農地を取得できたり、農家住宅に住むことができたりするなど、いろいろなメリットも生まれます。

 

今後、時間があれば、こういったことも書いていきたいと思います。

 

ちなみに私は、札幌市の農業委員を務めています。

やる気があって新規就農を目指したい方は、一度、私にご相談を。

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